さて、前回の続き。
1週間のメニューをしっかり見学させてもらった後、ホームで去年4位のベニカルロをホームに迎えての試合があった。
セゴビアのサポーターはスペインリーグでno.1と言われているらしく、去年も賞を受賞したらしい。

それにたがわぬ熱気熱気!
思わず圧倒されました!
むかしブラジルで見たパルメイラスのサポーターも凄かったけど、お客さんの一体感はセゴビアのほうがあるかな。
フウガの試合もこんな風に楽しんでもらえたらなあってずっと思ってました。
さて試合開始。

けんすけはこの日もスタメン。
ピント戦と同じく、リン、マティアス、ジェイソン、シダオと共にピッチに立つ。
この後行われたエルポソとの試合も先発だったみたいだし、凄いね。
この日は練習で使われている感じで先発はもう一人のピボ、ナノ・モドレゴかなあと思ったんだけど、健介でした。
監督のヘススは過去の実績や個人の力より、今の調子やチームの調和を選手選考において重要視してると感じた。
ヘススが優れた監督だと感じた一幕は、押し気味に試合を進めながらカウンターで失点をしてしまったセゴビアはもうこれ以上失点できないという局面で、ピボのナノがよそ見をしている間にCKから蹴り込まれて失点してしまう。
ナノはキープ力、得点力はあるが失点の局面も含めてこの日の守備への貢献はいまいちだった。
だが2点を追う場面でオフェンス力に優れた彼を使いたくなるのは監督としての心情だが、これ以降ナノの出番はなかった。
良いオフェンスは良いディフェンスから、逆もしかりというお手本のような決断は、言うが易し行うが難し。
実際かなりの勇気がいる。
ナノの代わりにチャンスをつかんだ健介は派手なプレーは無いが、しっかりとしたディフェンスや安定した技術でセゴビアに流れを傾かせる。
そして残り2分ほど、チームでポゼッションを前線へと押し上げることに成功したセゴビアのみんなでつないだボールをno.4トーベがシュート、そのこぼれを高い位置にいた健介が押し込んで逆転。
観客のボルテージは最高に。
そして試合終了。
こんな試合を見られるなんて幸運だった。
高い位置に健介がいたのは偶然じゃない。
チームのコンセプトとして選手全員のビルドアップに成功したからこそだ。
個人技重視の単騎攻めや2人の関係の攻めではこうはいかない。
チームで勝ち取った点といえるし、健介にとってはチームのために汗をかいた結果だと言えよう。

試合が終わると子供たちがピッチに入ってきてボールを蹴りだす。
でも誰も止めない。
日本ではこうはいかないよね。
このまま健介が怪我なくシーズンを過ごせれば、スペインリーグに日本人の新しい道を作ったことになると思う。
それはどんなにお金を稼ぐことよりすごいことだと思うし、今後だれも追いつくことができないことだと思う。
最高の拍手はいつだって一番最初にチャレンジした男か、一番最後まで諦めなかった男に贈られるものだからね。
逃げ出したくなるような辛い思いもしたと思うし、目先の良い環境に迷った時もあると思うけど、自分を信じてやりきっている結果が今現れてると思う。
同い年だけど尊敬します。

健介のルームメイトのみんなと。
頑張れよ!
帰る日はジェイソンがバラハス空港(マドリード)までブラジル代表に選ばれたシダオを送っていくというので「乗っていくか!?」と温かい言葉をかけてくれた。
ブラジル人は本当にナイスガイが多いね!

彼がジェイソン。

彼がシダオ。
ありがとうジェイソン!!
今度は自分のチームを連れてスペイン遠征したいと思います。
それまでもっともっと強くならんと!!!